メディカルチェックと看護師

メディカルチェックとは、身体の異常や病気の有無を確認するために行われる医学的検査のことです。
とくに運動療法をする場合、生活習慣病の既往があると、知らないうちに心臓などの病気を抱えているケースが少なくありません。
そこで事前にメディカルチェックをして、身体の状態を正確に捉えることが求められるのです。
メディカルチェックの結果によって、どのような運動をするのが良いのか、どのくらいの負荷の運動が適しているかなどを検討していきます。
メディカルチェックの具体的な内容としては、問診や診察、血圧測定や血液検査、尿検査や身体計測など様々な項目があります。
また、運動を実施するうえで支障が無いかを判断する場合は、歩行やエアロバイクなどの軽い運動を行いながら心電図を測る運動負荷心電図などを行うこともあります。
こうしたことから、看護師もメディカルチェックに関わることが少なくありません。
現在治療している病気や過去にかかったことのある病気、運動を行ったときに胸痛や関節の痛み等の症状が出ていないかなどを聞き取ることもあります。
また、血圧測定をはじめとして、血液検査のための採血などを担当することが多いです。
また、患者から運動をして良いかどうか、運動するならどんな運動が良いかなどの相談を受けるケースもあるでしょう。
そのようなときに、適切なアドバイスをすることも重要な役割といえます。
患者が安心して運動を行えるように、メディカルチェックに携わる看護師は陰からサポートする役割があるといえるでしょう。