看護師が活躍する施設は、病院以外にもクリニックや介護施設、メディカルチェック施設など多種多様にあり、そのそれぞれで就職に必要となる技術は異なります。
メディカルチェックにかかわる施設とは、病院とは異なり疾患を抱えた患者を相手にするのではなく、健康状態を把握したい人が訪れる施設です。
看護師の業務内容も、診療のサポートではなく、健康診断に必要となるバイタルチェックや採血、そして利用者の案内や説明などとなります。
これらのことから、もくもくとルーティーンワークをすることが得意な人が向いている仕事といえます。
しかし、いくら向いているといっても、新人の看護師がメディカルチェックの施設にいきなり就職できるということは少ないです。
おおよその場合、3年以上の病院での臨床経験を積んだ看護師が採用されることになります。
これは、メディカルチェック施設の業務内容に大きくかかわります。
採血とバイタルチェックというと、看護師の基本的な能力だと感じ、新人でも問題ないと思う人も多いですがそのようなことはありません。
メディカルチェック施設では、一日に多くの人数の利用者の採血やバイタルチェックをしなければなりません。
新人で、スムーズに採血をすることができない看護師では、業務が滞ってしまいます。
そのため、ある程度の臨床経験を積み、スムーズに業務を裁くことができる看護師が採用されることが多いです。
新人看護師でも、メディカルチェックにかかわる仕事がしたい場合は、単発の検診バイトに応募するとよいでしょう。
経験が買われて採用確率も高まります。